富士吉田市の歴史を知る味。老店で名店、吉田のうどん桜井うどん。
'17年04月11日

元祖キャベツうどん。桜井うどん。
今日は富士吉田市の老店、桜井うどんです。知らなかったのですがうどんにキャベツを乗せた元祖です。国道139号線から少しだけ入った場所
富士吉田市の通称本町通り、富士みちと呼ばれる国道139号線から少し奥まった場所にあり分かりにくいのですが、国道からはほんの10m程度の場所です。

富士吉田うどんの歴史を感じる店舗
昭和を醸し出す古い外観に歴史の詰まった店内はそれだけでも吉田のうどんを食べる価値があります。20席程度で座席間も狭い座敷席で、テーブルは緑の懐かしいもの。どれもが今では見ることが出来ない懐かしく味わい深い趣があります。
メニューはあったかいのとつめたいの。
メニューも昔から変わらないのかな、暖かなかけうどんと冷たいつけうどんの2種類だけです。店内に入ると直ぐに「あったかいの?」「冷たいの?」って優しげに聞いてくれ、席に案内してくれます。入店前にご準備ください。トッピングはキャベツに油揚げだけで肉も、天ぷらもありません。
まさしく麺と汁で食べるうどんです。

本格手打ち麺は小麦の香り。汁はシンプルな吉田味。
麺は本格手打ちで噛むほどに小麦の香りと味わいが口に広がります。もっちりとしたコシもあり美味しいですね。汁は味噌と醤油の合わせで、煮干し出汁が程よく効いています。初めて食べたときには普段食べている旨味におかされたふがいない舌のせいもありシンブルな美味しさを感じることが出来ず、濃い味の旨味のうどんばかり食べていました。
随分と食べ歩いたせいか、小麦の風味や出汁の味が本当に美味しく感じます。

辛さは充分なすりだねが少し残念かな。
すりだねが少しだけ残念。豆板醤のようで辛さは充分なんですがコクというか山椒などの風味が少し欲しいです。ただすりだねも当初からあまり変わらない味なんでしょうね。今の主流であるゴマや山椒やラー油などで味付けされたすりだねは他の店が試行錯誤しながら作り出した味なのかな。
富士吉田うどんの歴史を知る味、桜井うどん。
このようにこの吉田のうどんが一番素晴らしいということはなく、沢山の知恵の中で今や多くのオリジナルの美味しさを食べられるようにはなりました。ただ、吉田のうどんの元祖とも言うべきこのお店のシンプルで丁寧な味わいはやっぱり美味しいですね。一度はご賞味いただきたい吉田のうどんです。
吉田のうどんブログスタッフの勝手な評価は4.0です。
富士吉田うどんの歴史を知る味を是非!
▼以前の食レポ
http://www.fujisanblog.jp/udon/info.php?no=125
http://www.fujisanblog.jp/udon/info.php?no=20
[基本情報]
◎場所/山梨県富士吉田市下吉田93◎営業時間/10:00~14:00(売切れ次第閉店)
◎定休日/日曜日
◎うどん(温):350円、うどん(冷):350円
こちらもご覧ください
- 吉田のうどん おすすめランキング(営業時間 定休日 地図一覧 ) 2015
- 吉田のうどん Facebook
- 富士吉田編 吉田のうどん 営業時間・定休日一覧
- 富士河口湖村編 吉田のうどん 営業時間・定休日一覧
- 富士五湖観光客用 吉田のうどんランキング
- 勝手に「吉田のうどん」ランキング (2015年11月)
- NEVER まとめ
プロフィール

吉田のうどん
日々吉田のうどんを食べ、吉田のうどんの深さを実感しております。昔ながらの味、食べやすい味、常連さんが好む味とさまざまな味を楽しんでおります。
記事上の味は好みがございますため、あくまで勝手に・・・、です。ご了承ください。