新倉山浅間公園にいちばん近い吉田のうどんしんたく

'17年10月17日

富士山と富士吉田が一望出来る忠霊塔からいちばんちかい吉田のうどん

今や世界の風景になった新倉山浅間公園（忠霊塔）からの富士山。
この人気のスポットにいちばん近い吉田のうどんしんたくのご紹介です。

古い富士吉田の民家がそのまま

テレビの露出もあってか県外からのお客さんが多い印象があります。
外観はまさしく民家であり、庭が駐車場という古くからある吉田のうどん店の雰囲気を存分に味えます。

暖簾をくぐると、コンクリートの土間があり、一段階段を上るような高さに客間が広がる今は見ることの出来ない昔ながらの店内。

美しく煤けている板の間から畳みの座敷の客間があります。
直ぐにわかると思いますが、どれもが古さの中に美しさを醸し出しています。
きっととても几帳面な方なのだと思っていました。

テーブルに橋立、煤で焼けた柱などどれもが美しい

席に座っても同様に、テーブルに橋立などどれも美しい。
テーブル布巾かな丸くたたまれおかれている。すりだねも毎度詰められているようでいつも綺麗になっておかれている。
人気があるわけはここにあるのかな。

うどんも同様に丼、盛りにこだわりの美しさを感じます

運ばれてきたうどんも、丼、盛り、量ともにどれもがデザインされたような美しさがあります。
きっととても意識してつくり出している美しさですね。
吉田のうどんの中では数店になるのかな？こんな感じは

コシのある麺、スッキリとした汁。

肝心のうどんですが、麺はもっちりとしたコシと透明感もあります。歯ごたえも充分でとても美味しいと感じる麺でした。
ただ、香りはあまりなく、練り込まれている感は手打ちの荒っぽい感じは少ないです。好みかもしれませんが、吉田風というより麺許皆伝のような食べやすい麺ですね。県外の方が多いのもわかる気もします。

汁は煮干し出汁の醤油と味噌のブレンド。出汁はしっかりとられています。
調味料なのかないろんな旨味という味が少ない分、本当にすっきり仕上げられ毎度飲み干します。
正直印象は薄いのですが、きっと本当の美味しさはこんな都会的な味加減かもしれないですね。

不満をいれば量とトッピングのきんぴら

若干の不満は量ですね。
麺も汁もとても都会的でちょっと物足りないかな。
手製の麺であればこれでもお腹は膨らむけど、わりとライトな感じなのでそれも足りない。

きんぴらは細切りで味もしっかり。ただなんとなくどこかで食べた味。この細い感じも。
これだけいろんなこだわりがあるのであれば手製にこだわって欲しと勝手に。

ただ、味自体は飽きることも胸焼けするようなことも無いほど完成はされています。