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[富士吉田市] 吉田うどん 開花 (かいか) [勝手な評価:4.2/5]

'16年04月28日

富士吉田市

吉田のうどん 開花(かいか)の納豆うどん開花うどん 納豆うどん

ゆったりくつろげるお店

少しご無沙汰、開花うどんです。
薪の香る店内には、テーブル席と座敷、カウンターがある。
駐車場にも、店内にもお花が飾られていて何となくゆったり気分にしてくれます。

手製にこだわった吉田のうどん

この店の注文方法は吉田式ではなく店員さんが注文と水かお茶にするかを聞いてくれます。初めてでも安心です。
また、手打ちの麺に、自家製味噌、すりだねも手製で、ともかく「手」でつくることを信念としているとのことです。

ここ最近は機械練りのうどんを店内で伸ばすうどんが主流で、美味しい麺も多い中、真っ白で味気ないうどんにも時々出会う。
また、機械麺でも吉田風のモッサリした口当たりと、コシを持つ良質な味も多くありますが、沢山作れるためか作り置きされ、タイミングによっては伸びて、残念なことも多い。

味はあくまで好みがありますが、この富士五湖、富士吉田市に来て食べるのであれば手製であったり、独自の味や風情の感じられるお店に出会い、より良い記憶になるといいなと思っています。

30年近く営まれている歴史ある名店

さて、このお店はかれこれ30年近く営まれている老店で有名店です。すすで色あせた壁を見ながらその歴史も感じてください(笑)。

早速運ばれてきたうどんは、いつもの納豆うどん。
味海苔が上にのり、一緒についてくるレンゲで軽く混ぜ合わせると、香りよい汁(つゆ)の湯気が漂う。
納豆の粘りが麺をツルツルにしてくれること、味噌ベースの汁(つゆ)にコクがたされ味わい深くなるので、これか天ぷらがオススメです。

あっさり加減が好みの場合は、きんぴらうどんがオススメです。少し甘辛く煮てあるきんぴらの味と、程よい太さに切られた歯ごたえはアクセントにもよい。

吉田のうどん 開花(かいか)の手打ち麺。とにかく長い。

開花(かいか)の手打ち麺。とにかく長い。


長く、太い手練りのコシをもつ腹持ちのする麺

先ずはその手打ち麺ですが、もっちりとしたコシに重厚感のある歯ごたえ。またとても長く、不揃いなちぢれ。
まさしく100%の手打ち麺です。食べ終わってから夕方まででその差も感じますが、機械練りよりも沢山の小麦を使用するため、とにかく腹持ちが良く、満腹感が続きます。
つけうどんを食べると解りますが、多分吉田の中でも香りたかい麺であることは間違いないです。

B級感は薄いが、深い味わいの汁(つゆ)

これまで食べ歩き、他の汁(つゆ)と比べると、何か足りない気がしていたが調味料の旨味であるとわかってきた。慣れた舌にはこの味が不足すると物足りなくなっているらしい。この店では出汁に煮干し、昆布にホタテまで入れてあるそうで味噌とのマッチングも良く、素材の美味しさまでも感じられますが、その旨味の加減が少ない。だから最初は少し物足りず、B級感も薄い。ただ最後まで飽きずに食べられます。

吉田のうどん 開花(かいか)のすりだね(薬味)

香り高いすりだね(薬味)


山椒、ゴマの香る、手製のすりだね(薬味)

ご主人が山に入り採ってきた山椒を使用してつくられている特製のすりだね(薬味)は、とても香りがよくうどんの中でもその味と香りがアクセントとして感じられ、さらに美味しくバージョンアップします。
あまり辛さは強くないのですが、少量ずつお試しください。

気になるのは、価格

肉うどんの普通盛りで600円と他店に比べ150円ほど高い。全て手製での手間の分だそうで、出汁の素材にもこだわっているのでこれでも大変なんだそうでした。
ゆっくり流れる店内時間は、ご家族連れにも安心です。漫画本もあり長居しても問題なさそうです。

とってもおすすめの吉田のうどん

我々の勝手な評価は4.2でした。富士吉田市で一度は味わって欲しいお店です。オススメですよ!



いぜんの食レポ http://www.fujisanblog.jp/udon/info.php?no=18
吉田のうどん facebook はこちら

[基本情報]
◎場所/山梨県富士吉田市下吉田6110
◎営業時間/10:00~15:00
◎定休日/月・火曜日
◎天婦羅うどん:600円、肉うどん:600円、きんぴらうどん:600円、納豆うどん:600円




プロフィール

吉田のうどん

吉田のうどん

日々吉田のうどんを食べ、吉田のうどんの深さを実感しております。昔ながらの味、食べやすい味、常連さんが好む味とさまざまな味を楽しんでおります。
記事上の味は好みがございますため、あくまで勝手に・・・、です。ご了承ください。

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