標準エフェクトでホログラムを作る
'16年03月08日
スターウォーズが公開された影響からかホログラムが密かなブームになているらしい。
ちょっと興味があったんだけど、プラグイン買うほど使う機能だとも思えないし、高いし・・・(holomatorix)。
というわけで、標準エフェクトだけを使って、ホログラムっぽいものを作ってみた。
step1
まずは、ホログラムにする素材を用意する。動画でも静止画でもテキストでもなんでもできるんだけど、せっかくなので3DCGでやってみることに。
ここで大問題。フリーのobjファイルを読み込もうとしたら、AEはc4dファイルしか読み込めないらしい。element3D使っちまうかとも思ったが、今回は標準エフェクトのみで作るのが目標なので別の方法を考えることにした。
それで色々調べてみると、なんとAEにはCCからCINEMA4D LITEというソフトが標準で付いているとのこと。
このソフトにobjファイルを読み込んでc4dファイルに変換すればいい。変換しなくても、CINEMA4D LITEでモデリングしたオブジェクトがAEでそのまま使えるらしい。素晴らしい!なぜ今まで使わなかったのか!(CINEMA4D LITEの起動方法と、変換方法はこの次に書きます)
これで、無事にobjファイルの3DCGでホログラムが作れることになった。
まずは仕上がったホログラムと普通のCGの比較映像を見てください。
左のような映像を右のようなホログラム風にするのが目標です。
step2
素材をホログラムっぽい色合いにするため、「ブラー(ガウス)」「色相/彩度」「レンズフィルタ」で調整します。
彩度を落として明度を上げる。ブラーを少しだけかけて、レンズフィルタで青みがかった色合いに仕上げます。
step3
横方向の走査線を作ります。
使用するエフェクトは「グリッド」。
グリッドは縦横の線でグリッドを作るエフェクトだけど、今回は横の線だけになるようにグリッドのパラメーターを調整
します。下の画像を参考にして下さい。
アンカーのx座標を画面の外に出るような値にする(今回は1920以上)。
幅を画面の解像度以上にする(今回は2000)。
これで横線は見えなくなります。
step4
映像の乱れを表現します。
使うエフェクトは「波形ワープ」。これも横方向のみの乱れにするために、パラメータを下の画像のようにしました。
波形の高さが赤くなっていますが、これはエクスプレッションを適用しているため。
このエクスプレッションが肝です。映像の乱れなので、ランダムにならないとそれっぽくありません。
今回使ったのは、「noise(time*15)*20」これです。
エクスプレッションはね〜、使わない人にはなんじゃこりゃなんだよね〜。はい、私もです。
そのうち備忘録としてエクスプレッションもまとめるけど、今回は説明しないからこの式を入力してください。
ちょっと興味があったんだけど、プラグイン買うほど使う機能だとも思えないし、高いし・・・(holomatorix)。
というわけで、標準エフェクトだけを使って、ホログラムっぽいものを作ってみた。
step1
まずは、ホログラムにする素材を用意する。動画でも静止画でもテキストでもなんでもできるんだけど、せっかくなので3DCGでやってみることに。
ここで大問題。フリーのobjファイルを読み込もうとしたら、AEはc4dファイルしか読み込めないらしい。element3D使っちまうかとも思ったが、今回は標準エフェクトのみで作るのが目標なので別の方法を考えることにした。
それで色々調べてみると、なんとAEにはCCからCINEMA4D LITEというソフトが標準で付いているとのこと。
このソフトにobjファイルを読み込んでc4dファイルに変換すればいい。変換しなくても、CINEMA4D LITEでモデリングしたオブジェクトがAEでそのまま使えるらしい。素晴らしい!なぜ今まで使わなかったのか!(CINEMA4D LITEの起動方法と、変換方法はこの次に書きます)
これで、無事にobjファイルの3DCGでホログラムが作れることになった。
まずは仕上がったホログラムと普通のCGの比較映像を見てください。
左のような映像を右のようなホログラム風にするのが目標です。
step2
素材をホログラムっぽい色合いにするため、「ブラー(ガウス)」「色相/彩度」「レンズフィルタ」で調整します。
彩度を落として明度を上げる。ブラーを少しだけかけて、レンズフィルタで青みがかった色合いに仕上げます。
step3
横方向の走査線を作ります。
使用するエフェクトは「グリッド」。
グリッドは縦横の線でグリッドを作るエフェクトだけど、今回は横の線だけになるようにグリッドのパラメーターを調整
します。下の画像を参考にして下さい。
アンカーのx座標を画面の外に出るような値にする(今回は1920以上)。
幅を画面の解像度以上にする(今回は2000)。
これで横線は見えなくなります。
step4
映像の乱れを表現します。
使うエフェクトは「波形ワープ」。これも横方向のみの乱れにするために、パラメータを下の画像のようにしました。
波形の高さが赤くなっていますが、これはエクスプレッションを適用しているため。
このエクスプレッションが肝です。映像の乱れなので、ランダムにならないとそれっぽくありません。
今回使ったのは、「noise(time*15)*20」これです。
エクスプレッションはね〜、使わない人にはなんじゃこりゃなんだよね〜。はい、私もです。
そのうち備忘録としてエクスプレッションもまとめるけど、今回は説明しないからこの式を入力してください。
− TIPSエクスプレッションの入力方法 −
エクスプレッションを入力するのに一番簡単な方法は、入力したいパラメータ(今回で言えば波形の高さ)の横のストップウォッチをoption+クリックする。(windowsはalt+クリック)
すると、タイムラインに新しい要素が追加され、デフォルトのエクスプレッションが自動的に記入されます。デフォルトのエクスプレッションを上書きすれば完成。
step5
step4でほとんど出来上がってるんだけど、よりリアルにするために、最後にグローを適用して若干光らせる。
そして、背景を透過するように不透明度を変更する。
上記2つの設定はお好みで。
で、出来上がったのが次の映像です。
使う機会があるかどうかは不明ですが、知ってれば簡単にホログラムっぽいものが作れるので一度作ってみてもいいかも。
エクスプレッションを入力するのに一番簡単な方法は、入力したいパラメータ(今回で言えば波形の高さ)の横のストップウォッチをoption+クリックする。(windowsはalt+クリック)
すると、タイムラインに新しい要素が追加され、デフォルトのエクスプレッションが自動的に記入されます。デフォルトのエクスプレッションを上書きすれば完成。
step5
step4でほとんど出来上がってるんだけど、よりリアルにするために、最後にグローを適用して若干光らせる。
そして、背景を透過するように不透明度を変更する。
上記2つの設定はお好みで。
で、出来上がったのが次の映像です。
使う機会があるかどうかは不明ですが、知ってれば簡単にホログラムっぽいものが作れるので一度作ってみてもいいかも。